2020/11/25 たゆたうアンノウン

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◼️本日の公演はいかがでしたか?(全体の感想)

はじめての単独ライブ、大阪初上陸、初マンゲキ、とっても楽しかったです。素敵な思い出になりました。たゆたうアンノウンひとつとっても3月の公演が中止になったり、11月の開催は東京で出来なかったり、いろいろあったとは思いますが。私はその憎きウイルスのお陰であの日あそこに行けたし、帰宅してからも配信で何度もライブを見返せたし、悪いことばかりじゃないと思っています。

1つのライブを短期間でこんなに視聴したのは初めてでした。

過去作も含めてぜひ商品化してほしいです。なにとぞ。



「一番面白かったネタはどのネタですか?」なんて難しい質問です。どれも面白くて好きでした。



1「密葬」

3月の公演が中止になって自粛中もしくは再度単独ライブが決まってから作ったのかなと感じ、そこに愛を感じました。

「今年に入ってやっと意味がわかりました」「60分間お付き合いください」など、自粛明け一発目の単独ライブだからこそ入っただろう重みのあるセリフに愛着を覚えます。


2「相性の話」

私の好きなマウントを取る兎さんと、戸惑いながらも受け入れようとする堂前さんを堪能できて嬉しかったので、下の質問ではこちらを選びました。


3「お家でまったり」

いちばんオチがハッキリしていて、どかっと笑うタイミングがあって、スカッとしました。兎さんっておとぼけの演技がとても自然で似合ってるよなとこういうネタのとき特に思います。衣装も最高でした。


4「業績発表」

コントでしか出来ないネタだな、と思い、改めてそういうネタを作る/披露するのが得意なおふたりが素敵だし大好きだなあと思いました。


5「たゆたうアンノウン」

初見よりも繰り返し見るなかでじわじわ心に響いて愛着がわいて忘れられなくなったネタです。単独ライブでしか見られない価値とか貴重さとかを実感しました。人生で立ち止まったときに見たいのに、その手段がないのが悲しいです。




◼️一番面白かったネタはどのネタですか?

2本目




◼️ネタはいかがでしたか?感想をお書きください。

「密葬」

・どんなネタが始まるんだろうと照明が落ちる前からわくわくそわそわしていたら、なんだかキャッチーで、おふたりが楽しんでいるのが伝わってきて、とても嬉しくなりました。


・自粛期間があったからこそできたネタだと想定すると、こんな素敵な作品に出会えたのだから、未曾有の事態も捨てたもんじゃないなと調子のいいことを思います。



「相性の話」

・ロコディさんのネタは、「変わった人」に対する攻撃力が強くなく、あ〜いるよねこういう人、の延長線上で展開しているのがとても好きです。


・釣具を持ってきた彼には悪気がなくて、持ってきてない彼もそれを可笑しいとは思いつつあげつらう気はなくて、ロコディさんのネタが優しいと表現されることが多いのは、そういう、自分と違う人を否定したり責め立てたりしないところがあるからかなと思いました。


・予定通り3月に単独ライブを開催していたら、このネタでKOCに挑んでいた可能性もあるのかなと思ったり

芸人さんのような個人事業主の方々は特にコロナの影響を多く受けたと思いますが、その憎きウイルスのお陰でわたしはロコディさんに出会えましたし、延期になったおかげで今回現地で拝見することができたので、とても複雑な気持ちです。

ですが1本目「密葬」が出来たのは自粛期間があったことも大きいと思っているので、今回のライブを通して100%コロナを憎めない気持ちが救われたような気分になりました。ありがとうございました♡♡♡



「お家でまったり」

・私自身が元々オチを予測しながら見るタイプじゃないというのも大きいかも知れませんが、堂前さんがやってきて台詞を言うまでどういう状況なのかぜんぜん分からなくて、わかった瞬間すかっとしました。


・衣装はご自身で用意されたのでしょうか。堂前さんの衣装が、一目で観客に美容師であることを気付かせる/認識させることができる仕上がりなのは勿論、とてもお似合いでした。すきです。


・兎さんが演じられると、「まあうさちゃんだしあり得なくもないか」と妙に腑に落ちる部分があるので楽しいです。


KOCの決勝で井上さんのネタを披露された際、審査員から「爆発が欲しかった」「待ってしまった」と指摘されているのを聞いて、うるせー!と反発してしまっていたのですが、今回のネタを見て、会場全体が息を合わせたようにどっと沸くのを肌で感じて、そうかこういうことなのか、と目から鱗でした。

部外者なのに悔しい気持ちは拭えないのですが、おかげで来年を楽しみにする気持ちになれました。



「業績発表」

・時系列の説明がほぼないのに、最初からどちらの場面が先なのかどういう流れなのか理解できる、理解させることができる脚本力が素晴らしいなと思いました。


・「あだ名を付ければ裏で陰口し辛くなる」という善意から発案しているのに、その張本人が考えたあだ名が悪意のない悪口であることが悲しく、ソウジャナイ感が切なくも面白かったです。

弄りやセクハラを受ける側からしたら、盛り上げている/褒めているつもりであっても言及されること自体が不快だし、ワードが問題なわけじゃないんだよって、繰り返し見れば見るほど、コミュニケーションって難しいなあとおもったり。逆に受け手が不快じゃなければ、世間一般では悪口に分類されるワードであっても悪口にはなり得ないのかなと新しい発見がありました。

飛躍しているかもしれませんが、有川浩さんの「図書館戦争」でテーマにもなっている、悪意が存在する限りいくらでも差別用語を作れるので、ただ言葉を刈っても無意味、というのをふと思い出しました。過度に規制をしたところで、本来一般的に使われる言葉を用いて相手を罵倒したり侮蔑することができるからです。逆に悪意がなければ、差別用語を用いてもコミュニケーションは成立するのかなと。


・最後のオチの部分、明確な指摘がないのに「小西さんに何があってあのあだ名がつけられたのかがわかる」のが流石だなと思いました。ロコディさんの「コントでしか成立しないネタ」「コントでないと面白くないネタ」がとても好きです♡♡♡



「たゆたうアンノウン」

・何度もオンラインでの視聴を繰り返す中で、ふと泣きたい気持ちになったのがこのネタです。


・「ないはないんですよね」「ないはないけど、あるはあるんだよ」

すごく好きです。どこがどう好きなのか説明はできないんですが。咀嚼すればするほど愛着を覚えます。


・相馬さんがウォーターサーバーのお湯に触れて手が赤くなったくだりを見て、火傷を負う演技をした際に実際に火傷を負ったように体が赤くなった大竹しのぶさんのエピソードを思い出しました。

鉄が熱される映像を見たあとに、体に金属のようなものを触れさせたら、脳が勘違いして火傷のような症状が出た、という話を聞いたことがあります。脳は人間が思っている以上に騙されやすく影響されやすく、自分がどんな世界を見たいのか/見たくないのか、それによって似たような生活を送っていても全く違う人生になるよな、と改めて考えさせられました。

世界は二極化が完了して、ネガティブな人はとことんネガティブな情報しか拾えなくなっているので、大家さんの息子さんが相馬さんと出会い思い切って自己開示をしたことで、「自分の都合の良いように想像する」選択肢があることを知れて、一歩踏み出してみようと思えて、本当に良かったと思いました。


・他人からどう思われているか、どう評価されているかを重視しがちな昨今ですが、どうせ他人が何を考えているのかなんてわからないし、わかってもどうにもならないのだから、「自分の都合の良いように」捉えて生きていこうと思えました。


・「お前大学出てないよ」この一言から伺える、すっかり相馬さんの扱いがわかっている大家さんの息子さんの描写がとても好きです。


・オタクは勝手に解釈するのが好きな生き物なので、それによってご本人が嫌な気持ちになったりすることもあるかなと申し訳ない気持ちを抱えていたのですが、提示されたものをどう咀嚼しようがこちらの勝手だし、事実がどうであれ受け取って感じたこともまたわたしの事実なので、これからも勝手に解釈して自分にとって居心地の良い人生を歩んでいこうと思います。




◼️VTRはいかがでしたか?

OPV

3月当初のポスターと、兎さんに書き直しを要求されたという11月のポスターが融合されているところに感動しました。ロコディさんはシルエットで認識/判別できるところもすきです。


・その後Twitterにて兎さんがOPVを共有してくださったことが本当に有難かったです。見るたびにあ〜楽しかったなあ幸せだったなあと思いを馳せています。ありがとうございます!



宣材写真」

Twitterで以前兎さんが、宣材写真について呟いているのを見かけたことがあったので、ご本人が弄ってらっしゃる〜!!と感動しました。


・優しくやんわり指摘はするけど否定はしない兎さんと、絶妙に要領を得ない堂前さんのキャラクターがとても好きです。「〜なのかな?」や「〜なのかあ」という断定しきらない口調がとても好きでした。


・最後に兎さんがどちらかを選ぶところ、あれはアドリブだったのでしょうか?とても楽しそうに掛け合いされるなあと見ていて聞いていて微笑ましかったです。



あみだくじ」

・堂前さんって本当にあみだくじがお好きなんだなあと思いました。自粛直前のよしもと無観客配信の大喜利回でもあみだくじを使ってらっしゃったので。それともこのVを作ったから頭に残ってたのでしょうか


3本目のプロポーズ、ゆりちゃんが返答をあみだくじの結果で決めるような人ではなくて本当によかった!と感動すらしました。その後の心底ほっとしたような兎さんの声色と、とっても幸せそうな堂前さんの声色がだいすきです。2人には幸せになってほしいです。



阪本と中谷が近づいたらマユリカの漫才が聞こえてくる動画」

・視聴者参加型のように楽しめるのが面白かったです!2人が近づくことで漫才が聞こえると嬉しくて、離れて聞こえなくなると寂しい気持ちになり、次はどのタイミングで近付くんだろうとわくわくしました。


・堂前さんの、「一体どういう生活をして、どういう視点で世界を見ていたら思いつくのだろう」と都度実感するセンスや着眼点、切り口がとても好きです。




◼️今後、2人にやってほしいことは何ですか?

楽しいことをして美味しいものを食べて温かい布団で眠ってずっと芸人さんとして・ロングコートダディさんとしての活動を続けてほしいです。ファンとしてそれ以上望むものはありません。芸人さんとして応援できなくなるのがいちばん恐れていることなので。

ただし敢えて挙げるなら、


①東京での単独ライブを開催してほしいし、見に行きたいです。


トークライブを開催してほしいですが、ただそれだけだとハードルが高く感じられるかもしれないので、ゲーム念仏の公開収録というていでお2人にだらだらお話してほしいです。

ゲームの話をしながら、途中全く関係のない世間話をしているところが聞きたいし見たいです。

単独一週間前のLINE LIVEや、ゲーム念仏10/17の堂前さんがモンスターファームをひたすらやりながら2人で視聴者からきた質問に答える回とか、しあわせでした。他愛もないことを話しているのを聞きたいし眺めたいです


③とんぷう第2弾の発表を待っています(M-1が落ち着いてからだと予想していますが)


④過去作も含めて単独ライブの映像を商品化してほしいです。

記録用に残しているものがあるかと存じます。販売目的で撮影していたわけではないから、など懸念事項はいろいろあると思いますが、その日現地にいなかった人間からしてみれば、画質が荒くても、声しか聞こえなくても、無よりは格段に価値があります。

今回のたゆたうアンノウン配信を繰り返し何度も視聴し、新しい発見をしながら何度も新鮮な気持ちで楽しめた経験をもって、過去作や次回作の映像がぜひともほしいと思いました。


現物(DVDBlu-ray)がほしい人は完全受注生産で受け付けて、事務所が在庫を抱えなくて済むようにし、場所を問わず楽しみたい人、モノを所有したくない人、もしくは受注生産の予約締め切りをすぎて欲しくなった人については、期限なしの配信形態をとってはいかがかなと思います。

是非ご検討のほどよろしくお願いいたします。




◼️ロングコートダディになにかメッセージを!

私は自粛期間中におふたりのYoutubeチャンネルからファンになりました。今回が人生ではじめての単独ライブでした。コロナの蔓延を心から憎めないのは、おふたりをはじめとした多くの生きがいとの出会いが、自粛中にあったからです。3月の公演が予定通り開催されていたら、わたしはたゆたうアンノウンを一生知ることが出来ませんでした。

おふたりに出会えて本当に良かったって過去や未来の自分に伝えたい気持ちでいっぱいです!



毎日たのしいと思えることをできる環境にあって、美味しいものを心ゆくまで食べられて、暖かい布団で寝られて、公私ともにしあわせでいてくださることがいちファンの願いです。


これからも充実した人生を歩み、時折気が向いたときに単独ライブやイベントを打っていただけると幸いです。また拝見できるのを楽しみにしております♡.*